フリーランスには好きな時に好きな場所で仕事ができる、時間が自由に使えるという大きなメリットがあります。しかし収入が不安定、社会的な信用が得られにくいというデメリットもあります。独身であれば、どのような状況でも食べていけるかもしれませんが、結婚するとなるとそうはいきません。守るべき家族が増えたら、経済的にも安心・安定した生活が求められるようになります。今回はフリーランスが結婚する前に準備しておきたいこと4つについてご紹介します。

フリーランスだからこそ貯蓄が大切

毎月決まった収入のある会社員と違って、フリーランスの収入は不安定です。予定していた仕事がなくなったり、取引先が廃業したり、仕事をしてもお金がもらえないことさえあります。また病気にでもなってしまうと仕事をすることもできません。

だからこそフリーランスは、結婚後の生活に備えて貯蓄に努めなければなりません。

貯蓄額の理想は、1年間仕事をしなくても暮らすことのできる金額です。でもまだ貯蓄額が少ない人は、とりあえず3ヶ月間仕事がなくても暮らすことのできる生活費を貯蓄額の目標としましょう。

収入が一時的に増えると、ついつい余分なものを買ってしまいがちですが、そんな時でも財布の紐をしっかりと締めて貯蓄に努めましょう。

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納税実績で高まる信用力

銀行から借り入れをして住宅ローンなどを組もうとする際、フリーランスはサラリーマンとくらべて不利であることは否めません。将来の収入が安定して見込める会社員と違って、フリーランスの収入が安定していないと考えられるからです。

例えば住宅ローンを組む時には、過去3年分の確定申告書や納税証明書が必要になります。つまり、どれだけ税金を払っているかによって信用度が違ってくるのです。

フリーランスの場合、収入から経費を引いた所得金額が審査の基準となります。節税のために経費を増やして所得金額を低めに申告すると、銀行からは収入が少ないと見られることもあります。

正しく申告して、支払うべき税金はきちんと支払った方が信用力は高まります。

目先の仕事よりも長期的に収入が見込めるクライアントを確保しよう

フリーランスにとって、半年後・1年後の収入が安定的に見込めることほどうれしいことはありません。そのためには、目先の金額よりも長期的につきあえるクライアントを確保することが重要になってきます。

もちろん目先の仕事をして必要な収入を得ることは大切ですが、将来を見据えて長期的な計画を立てることはもっと大切です。

仕事を受注するための営業の時間やコストは思いの外かかるものです。長期的に一定の収入が見込めるようになれば、その手間とコストを大きく減らすことができ、その分を生産性の高い仕事に回すことができます。

自分自身の強みを把握してセルフプロデュースし、それをクライアントに上手にアピールすることができれば、単発の仕事を年間契約にしてもらったり、顧問契約のような形にしてもらったりすることも可能になります。すると同じ仕事であっても、長期的に収入が見込める仕事になります。

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フリーランスなら加入しておきたい小規模企業共済

フリーランスには定年退職がありません。そのかわり退職金もありません。また会社員が受け取る厚生年金に比べて、フリーランスが受け取る国民年金は金額も少ないため、老後の生活について不安があります。

そこで、フリーランスが将来のために加入しておきたいものとして、小規模企業共済があります。小規模企業共済は、フリーランスの退職金ともいえるものです。

サービス業を営んでいる従業員5人以下の個人事業主・会社役員であれば加入できますので、ほとんどのフリーランスが当てはまります。加入の手続きは、商工会・商工会議所などの委託団体、都市銀行や地方銀行などの代理店で行うことができます。

掛け金は月1000円~7万円の間で自由に設定することができます。少ない金額で始めて、後から増額することも可能です。掛け金は全額課税対象の所得から控除されますので、節税のメリットもあります。

小規模企業共済に加入することで、将来の生活を安心なものにすることができます。