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榎本 雅仁

案件単価のアップにつながるSAPの経験。
高単価の理由は語学力が必要になるという点にもあります。最低限の語学力もみにつけておきましょう。

SAP案件に携わるようになると、ある程度の語学力を求められることがあります。
最近ではIT業界全体でエンジニアに語学力を求める傾向が強まっていますが、SAP案件ではその傾向が顕著です。今回はSAP案件で語学力が求められる理由をご紹介します。

SAP案件には読解力があると有利

SAP案件で扱うERPパッケージは、世界中の商慣習に関する情報を集めたうえで作られています。特に各国の税制や取引の単位、通貨、価格の設定などは事細かなチューニングが可能です。その時にある程度の語学力があり、他国の言葉を理解できることは有利に働きます。
また、全てのドキュメントが日本語化されているわけではなく、パッケージ標準のソースコードやメッセージも英語を使用することが多いのです。

SAPシステムは膨大な情報量が内包されたパッケージであり、その全てをあらかじめ頭に入れておくことは不可能でしょう。
そのため、使用する上でわからない部分はその都度ドキュメントを参照したり、サポートへの問い合わせを行いながら把握していったりすることになります。その際、日本語以外の言語も理解できる必要がでてきます。

つまり、日本語以外の言語を読んで理解できるレベルに習得しておくことは、ERPパッケージを取り扱う上では非常に有利に働きます。
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SAP上流工程にはコミュニケーション力もあると可

SAPシステムは本来、複数の生産拠点や営業拠点を結びつけながら、企業の持つ資源情報をリアルタイムに閲覧することが可能です。
そのため、グローバル企業での導入実績が非常に豊富なのです。
グローバル企業には、人件費や原材料費の安い国や地域に生産拠点を設け、さらにそこで生産した部品や製品を広大な倉庫に格納し、より高く売れる国へ出荷するというビジネスの流れがあります。

当然のことながら、このようなグローバル企業でのプロジェクトに参画すると、国をまたいだ拠点間のやり取りが発生します。
グローバル企業で日本語が公用語となる例はほとんどありませんから、英語をはじめとした外国語の語学力が必要となるのです。

SAPに関わる全ての職種で英語が必須というわけではありませんが、簡単なメールの読み書き程度はこなせるようにしておきたいところです。なお、上流工程に携わる人材に関しては、英語力などの語学力が必須となる案件が多いため、注意しておきましょう。

SAP導入国内企業でも海外拠点をもつケースが増加

最近では国内企業でも、海外拠点を持つ企業が増えています。今後もこの流れは続くことでしょう。

アジアの各地域を中心に、質の良い人材と安価な人件費が魅力の地域が人気を集めています。このような日本企業にERPパッケージを導入することになれば、当然現地の人材とのやり取りも発生し、使われる言語が日本語とは限りません。
日本語は世界的に見ればかなりローカルでニッチな言語ですので、海外拠点では誰もが理解しやすい英語が使われることが多いのです。

つまり国内資本の企業への導入プロジェクトであっても、語学力を求められるといったケースが増えることになります。

実際、SAP案件におけるSE以上のポジションには、クライアントが国内資本か海外資本かに関わらず、語学力を求められる案件が増えており、日本語に依存しない人材が重宝される傾向が高いのです。

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SAP案件に限らず語学力は強力なスキルになる

SAP案件に限らず、これからのIT業界では語学力が強力なスキルの一つになります。

年々技術のボーダーレス化が進んでおり、特定の国や言葉に依存した技術というものは流行らない時代になっているためです。
例えばRubyは日本で生まれた言語ですが、実際に盛り上がりを見せているのは米国ですし、iosやandroidといったOSも世界中で使用されるようになりました。

今後ERP案件へ新規に参入されたい方や、参入間もない方には、現地のネイティブ並みの会話能力とまではいかなくとも、ドキュメントを読んで理解できるレベルには語学力を高めておくことをおすすめします。

きっと今後参画できる案件の幅が広がり、選択肢が増えていくことでしょう。