専属エージェント

榎本 雅仁

コンサルタントは、知らない人にとってはその実態はわかりづらい職種だと言われています。仕事の流れや役割についてまとめました。

昨今、企業活動とコンサルティングは、密接な関係を築くようになりました。今コンサルタントに求められる役割とは何でしょうか?コンサルタントの仕事内容と仕事の流れと合わせて解説します。
また、コンサルタントの役割からコンサルタントのキャリアについても説明します。

コンサルタントの役割とは?

コンサルタントが企業経営を支える役割を担うと言っても、その役割は様々であり、戦略プランニング、マーケティング、新規事業の戦略立案や新商品の開発、マネジメント強化、人材採用とトレーニングなど人事に関わることもあります。これらは、クライアントの抱える問題が何かによって変わってくるため、コンサルタントは多岐にわたる能力が必要とされます。

今日、コンサルタントが受注する仕事の多くは既存システムの刷新です。
すでに何らかの仕組みを持っている中で、いかに企業のパフォーマンスをより発揮するか、他社との差別化や競争優位に立つための業務革新が求められます。

コンサルタントの役割┃企業がコンサルタントに求めるもの

昨今、企業が経営上の大きな決断をするときには、コンサルタントに助言を求めることが多くなりました。それだけ、企業活動とコンサルティングは密接な関係を築くようになりましたその背景には、変化の激しい社会への迅速な対応が必要とされるようになった点が挙げられます。
こと現在の経営戦略には、IT関連のディレクションを求められることも多く、IT抜きには語れません。その影響でより激変する社会の変化への対応は、今後の課題となるでしょう。

こうした現状に対処すべく、コンサルタントの幅広い知見を経営に反映させようと期待するのではないでしょうか。クライアントが信頼を寄せてくれる以上、コンサルタントも立案した戦略に対してコミットする覚悟を持って応じます。

コンサルタントの役割┃仕事の流れ

企業がコンサルタントを必要とするからには必ず何かしらの課題があります。経営がうまくいっていないという漠然とした問題から、従業員の士気が上がらないという内的要因や顧客との関係性構築といった外的要因、そもそも問題が何なのかわからないということもあります。

いずれにせよ、コンサルタントは、課題を明確にし、解決策を提案します。

課題解決の道筋ができたら、事業計画を作ります。

クライアントにどのような課題があり、その背景は何か、どのようにして課題を解決するのか具体的なメニューを作成します。
スケジュールや予算、誰が実行するかなど、実現可能なレベルで実践できるまで落とし込みます。

場合によっては、担当者の指導や教育研修を行うこともあります。最終的にその成果として、見込まれる目標を具体的な数値で提示します。

コンサルタントの役割┃プロジェクトがスタートしたら

コンサルタントがクライアントから依頼を受け、プロジェクトがスタートすると、チームを結成します。
呼び方はファームそれぞれですが、現場を取り仕切るリーダー(マネージャー)、顧客に対しての全責任を負い、最終設計を行うバイス・プレジデント(プリンシパル)、リーダーのもとで調査や分析を行うスタッフで構成されます。
人数は規模によってバラバラですが、4,5人の少数精鋭から、ITシステムの構築といった大掛かりな案件ともなれば、数十人となることもあります。プロジェクトチームは、スケジュールと予算を考慮しながら、プロジェクトを進行していきます。

コンサルタントの役割┃重要なチームリーダーの役割とは

プロジェクトチームが結成されると、毎日メンバーが集まり、ディスカッションをして、担当している仕事の進捗、どういう情報を集めたか、どういう分析をしているかなど、報告し合い、チームで検討します。
リーダーは進行管理を任され、その度に方向性を確認しながら、軌道修正してきます。
プロジェクトの結果はリーダーのディレクションの力量によって大きく影響を受けます。

コンサルタントの役割┃コンサルタントのキャリア

このように、コンサルタントはチームで活動します。
その中で、コンサルタントに求められる役割は、課題発見から提案、交渉、実行、分析、立案と非常に幅広いものです。
このすべてを経験していくことにより、コンサルタントとしてのキャリアアップが可能といえます。コンサルタントの役割を、キャリアという点から見てみましょう。

キャリアとしては、まずはチーム内での昇格。目安として、3年でリーダー、7年でバイス・プレジデントを目指し、その先には経営者のパートナーとしての地位や独立といったキャリアアップがあります。
まずは、スタッフから始まり、リーダーについてリサーチや分析について学びます。この段階で、コンサルタントに必要とされる、徹底的に論理的思考法を叩き込まれることになります。

やがて、論理的に課題発見、提案ができるようになると、リーダーとしてクライアントと交渉をしたりもします。リーダーは、プロジェクトがスタートすると、クライアントの問題発見のため仮説を立て、どこを調べるか、といった方向性を示します。そして、収集した情報を分析し、クライアントに戦略立案を行います。

これらを経験したのちに、バイス・プレジデントとなり、プロジェクトの総責任者として指揮をとり、複数のチームをまとめ管理するようもなります。

最終的には、コンサルティングファーム自体の経営者のパートナーとして、経営の視点を求められます。会社全体の利益を考えて、クライアントの戦略立案だけでなく、自らの会社の経営戦略に携わるようにもなります。また、多くの業界と多くの会社の経営に携わってきた経験を活かして、独立するコンサルタントも多くいます。